電車雑記
毎日電車を使う。
電車に乗ると、毎日沢山の人がこの高速で移動する鉄の箱を利用していることを実感する。毎日のように見るあの顔や、初めて見る知らない顔。皆それぞれに「これからすること」があって、その為に電車に乗っているのだ。
自分はそんな電車が割と好きだ。空調が完璧とは言えないが、規則的な揺れに身を任せていられるあの空間は他に代替できるものは無いと思う。
個々が同じ空間にあるのに、それぞれがそれぞれのプライベートを守り、パーソナルスペースを作り上げている。そんな静かな緊張感の流れるところも悪くない。
予期せぬ雑音はその緊張感を急激に高める。誰かが降り際に座席の下に捨て置いた空き缶がコロコロと壁際に転がる。しばらくするとまたコロコロ、反対側に転がっていく。誰が捨てたんだ!誰か捨てろよ!視線から伝わってくるイラつき。自分が缶を捨てたわけでも無いのに何故か申し訳無くなってくる。すみません。すみません。僕はこんな小さな気遣いも出来ない小さい男なんです。
そんなあるか無いかも分からない圧に耐えきれなくて、私はしばしば空き缶を拾ったりする。
えらいでしょ。
電車内のイライラと関連して、数年間考え続けて、未だ悩んでいることがある。
心して聞いてほしい。
イヤホンから音漏れしている人、なんなんだ?
これである。これは本当に理解し難い。
音漏れをしている奴に限ってドンドンシャリシャリしたロック調の音楽ばかり聴いている気がする。ある一定のくくりの中の人ばかりがこういう事を起こしているのかと錯覚さえしてしまう。せめて詩吟とかが聞こえて来たら許せるのに。あったらそれはそれで恐怖体験になるが。
何故音漏れがするのか?これに関しては、いくつかの理由を考えている。なぜなら、音漏れしている人に遭遇する度に考えているから。音というのは思考を阻害するし、無理矢理頭に入り込んで来る。
理由は以下の通りだ。
・単純に周囲に聞こえるくらい大音量で曲を聴いている
・ちゃんとイヤホンが装着できていない
・耳が悪い
・音漏れしていることに気付いていない
単純に周囲に聞こえるくらい大音量で曲を聴いている
最もあるだろうな、というものだ。中学の頃友人に居ませんでしたか?「おれ爆音じゃないとダメなんだよな〜!」と言ってアホみたいな音量で聴いていた奴。そいつがそのまま大きくなり、電車でやらかすのだ(偏見です)。
一応、試しにiPhoneで出せる限りの音量で音楽を聴いてみた。勿論音漏れはする。だが一つ問題なのは、装着して聴けない、ということ。うるさすぎるのだ。ロックバンドのライブ演奏を最前列で聴くよりもずっと身体にダメージを与えるような音量だ。
ちゃんとイヤホンが装着できていない
年寄りタイプの音漏ラー(今作りました)に多いのではないか。密閉型のイヤホンや、iPhone付属のイヤホンは耳にしっかりはめないと音漏れがする可能性が高い。装着できて居ない→よく聞こえないぞ?→音量を上げる→音が漏れる。この構図だと思う。
耳が悪い
これに関しては病院行ってくれ。他にも生活に支障きたしてるだろ。電車なんか乗ってお出かけする前に医者行ってくれ。んでその後サイゼリヤかなんかに寄ってミラノ風ドリア食っておいし〜してくれ。
音漏れしていることに気付いていない
バカ。
書いててバカらしくなってきた。早く帰って星野源見よ。
逃げ恥だ〜
わ〜〜
恋ダンスだ〜〜
わ〜〜